カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

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今、何が……

2012年2月5日

 私は、歴史的な転換点にあって 自分の立ち位置を確認したいと思っている。その為に「今、何が必要なのだろうか」と考えた。意外なことに「思考停止に陥るな」であった。それには大きな体験があった。

 太平洋戦争の開戦が16歳、終戦が20歳の時、軍籍に身を置いていた。間もなく死と向き合う覚悟もしていた。敗戦後、真相もの、告発ものがラジオ・新聞を賑わした。当時、当然のことながら一途に軍国少年として育った私には「知らないこと」ばかりであった。そんなことを知っていたらこんな事にはならなかったであろうにと、如何ほど腹立たしく思ったことか、今思い出しても悔しい。

 当時は、知ろうにも手立てが無かったし、政府も報道関係者も知らせようともしていなかった。今は、情報は溢れいいる。情報に溺れている面もある。しかし、その情報の中に自分の意見を代弁するものを見付けて一応の満足を見出すことも稀ではない。
 私の場合、間々、ここで思考停止が起こる。でも、それだけでは無さそうだ。もう少し時間を掛けてみたい。 (GG)

「仙台壮年の会」総会のご案内

2012年1月30日

2/5(日)17:00- 信徒館
会費2,000円+年会費1,000円

ゲストスピーカー:カリタスジャパン 成井神父様

平賀司教様を囲んでおおいに語り合いましょう。
北仙台教会で行われますので積極的参加をお願いします。

北仙台教会ボランティア活動の交流会

2012年1月30日

2/5(日)10:00- 信徒館

様々なボランティア活動をされている方、また興味を持っている方、是非ご参加ください。
意見交換をして今後の活動にいかしたいと思います。

2/5(日)のミサ時間・担当司祭の変更

2012年1月30日

2/5の主日ミサは7:00のみとなり9:00からのミサはありませんのでご注意願います。

7:00- 主日ミサ 司式:原田神父
9:00- ラトゥール神父不在のためありません

今、何処?(2)

2012年1月27日

 日本の「今」を考えるに相応しいキーワードとして「国民総収入額」という考えを耳にした。その方が、「国民総生産額」より 国の経済力を量る指標になるだろうという。

 生産拠点が海外に移転し、製品は海外から海外へ。お金だけが日本に入ってくる流れになった。それは「海外への投資」が、「売り上げ代金の受け取り」という配当を生むと言う。昨年でも、総収入額が、総生産額を150兆円も上回っているが、その傾向は続くと。
 国内の物作りで、自動車の完成品はあるものの、テレビ・冷蔵庫などからは撤退が続いている。強いのは部品だという。今回の大震災で東北の部品工場が痛手を受け、海外での生産に支障を来したことは記憶に新しい。鉄鋼や化学部門でもノーハウは残るものの、製造工場は少なくなるのだろう。
 「物作り」としての働き場所の減少→就労と少子化問題、社会保障とも絡んで複雑化。配当の分配・格差問題。手元には、算盤も計算尺も電卓もあるが、世間では余り使われていない。時代を思わせる姿だ。

 昨年、ブータンの若い国王と王妃が来訪された。爽やかなお二人からもう一つのものを貰った。「国民総幸福量」である。国の力というより国の「在り様」である。価値の置き処が違った。忘れていたもの、或いは嘗て捨てたものであったかも知れない。

 歴史の流れ、自分の立ち位置を考えるに必要なものが、此処にもあった。 (GG)

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