カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

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私の好きな祈りをご紹介します。(サマースノー)

2012年1月21日

聖母マリアにゆだねる祈り

わたしの母、マリアさま、
わたしを あなたのみ心のうちに住まわせてください。
そしてあなた自身のイエスへの愛、教会とすべての人びとへの
あなたの愛の一部分でもいただくことができますように。
あなたの謙遜、御父へのみ旨への明け渡しの いく分かをお与えください。
イエスがわたしの内に形づくられますように。
あなたのように、わたしは聖霊の浄配になりたいのです。
聖霊のもっとも優しく穏やかな促しに 素直に従い、
永遠にあなたと共に マグニフィカトを歌うことができますように!
マリアさま、すべてはあなたのものです !Totus Tuus Maria!
わたしが、すべてに「はい」と、ただ「はい」と、
いつでも「はい」というものになりますように。アーメン。

(パティ・マンスフィールド)

今、何処?

2012年1月18日

 政治、経済、全ての分野で今迄の仕組みが有効に働かず「これから」を模索している。それは手直し程度では済まず、基本的な問いを発していると思う。国内だけでなく世界規模での変革で、相当な期間を要することになるのだろう。でも、待てない問題でもあるという。

 12月22日、NHK・BSでリンカーン大統領に関するものを観た。私が知っているのは、偉人伝のリンカーンであった。放送で、そのイメージを相当変えなければならなかった。また、現代に流れるアメリカ政治の原点を垣間見た気がした。日本でも昨年は、太平洋戦争を検証する番組が多く流された。私が生きてきた時代であるが、知らないことが多かった。

 リンカーン大統領就任150年、太平洋戦争開戦70年という節目の年に、それぞれの歴史を振り返った番組だ。記録の発掘、情報公開もあろうが、何よりも「視点が違ってきた」と感じた。

 洗礼を受けて50年余。第二バチカン公会議があった。NICEⅠ・Ⅱもあった。七つの小教区を経て今がある。色々な出会いもあった。

 新たな生きざまを求めて、今を確かめたい。当然、世界の趨勢から影響を受けるだろう。でも、自分の歴史の中で、「何処へ向かって」 「今、何処に立っているのだろうか」と。(GG)

(註)NICE:「福音宣教推進全国会議」の略。第1回(1987年)と第2回(1993年)。

フィリッピンの困窮邦人

2012年1月15日

年末年始にかけて、2冊の本を読んだ。
震災以降、日々の現実に圧倒されて本など読む気がしなかった。気分が落ち込んでいたわけではないが、以前とは違った日常生活だったように思う。地震でグチャグチャになったコレクションを直す気はしなかったし、毎日の習慣のようだった携帯ゲームも止めてしまった。
しかし、10月頃から気分が段々変って、本屋にも足が向くようになった。
さて、年末年始に読んだ2冊のうちの1冊は、「日本を捨てた男たち」。(水谷竹秀著、集英社刊)著者は、マニラの邦字紙の記者の著作だが、フィリッピンでホームレスの生活を送る日本人のドキュメント。困窮邦人の存在はフィリッピンの社会問題ともなるほど数が増えているらしい。
ほとんどが、日本での生活に行き詰まりフィリッピンパブで知り合った女性を頼りに渡航、やがて所持金を使い果たし女性に捨てられて行き場を失った男達だ。
彼らは、現地の人々の善意によって支えられ、かろうじて命をつないでいる。
昼は小商いのおばさんの手伝い夜は教会の椅子にもたれて過ごす男、ふとしたことで知り合った家族の家に居候している男、病気になってカトリック系の施設で暮らしている男、様々だ。
この著者は、善意から日本の家族に連絡を取ったり、帰国の際会いに行ったりして帰国費用の送金を依頼しているが、例外なく断られている。
このフィリッピンの困窮邦人の存在から浮かび上がるのは、家族や社会から断絶される個人を生み出す豊かな日本の社会と、見ず知らずの外国人をたすけようとするフィリッピンの貧しい社会の対比だ。
震災後、人と人との関係に新しい価値観が生み出されつつあるが、この価値観が社会全体を支配するよう祈らずにはいられない。(GON)

年末年始

2012年1月6日

 とても難儀な1年が過ぎました。でも、問題は終わっていません。忘れることが出来ない年です。年末から正月3か日は、穏やかな天候に恵まれホッとしていますが、振り返ってみると、何か暗示的な4日間でした。

 大晦日は「紅白」を見ていましたが、途中で「年の瀬 クラシック」に切り替えました。知らない歌手の知らない歌と、画面の光と賑やかさに疲れたからです。片方は「クラシックハイライト」の時間帯で、安心して聞いていました。
 元旦はご存じの「ウイーン・フィル・ニューイヤー」。2日は、BSで「こころの歌 童心」を見ましたが、とても良い合唱を聴かせて貰いました。今日3日は「新春お好み囲碁対局」を楽しんで、この原稿を書いています。

 紅白で、時代の移り変わりとそのスピードを、クラシックでは、安定・安心を、また、忘れていたものを思い出させてくれたのが4,5人で歌う 澄んで綺麗な声の合唱でした。全く違うものを感じた3日間でした。

 国の内外を問わず、全ての分野で、在来のものが機能不全に陥っています。穏やかに過ぎようとしているこの4日間の裏で、どんな変化が進んでいたのでしょうか。今まで経験したことのない程の構造的な改革を求められている様です。
 自分の覚悟の程が問われています。「健康・柔らかな心」。これを自分に言い聞かせたい。(GG)

カトリック北仙台教会へようこそ!

2012年1月1日

 このホームページを訪れたのは、どういうきっかけでしたか。既に教会となじみがある方、あるいは偶然このページを開いたでしょうか。誰であっても、情報はもちろん、こころの安らぎや信仰と希望の支えを見出すことができたら幸いです。
 このホームページは始まったばかりですので、まだ欠点や不十分なところがあるかもしれません。これから、できるだけ、皆の期待に応えるよう努めたいと思います。
 教会内の方々のために参考になるでしょうが、このホームページの主旨は普段教会とあまり関わりのない方に教会を身近なものとして感じてもらえるようにすることです。
 「カトリック教会も、私の持っている関心を分かち合っている」という印象を受けていただければ私たちの喜びです。教会は社会にあるものですから社会と共に歩んで、その発展を目指しています。
 私たちの価値観は、教会の世界だけではなく、現代の世界と結びついています。信仰のまなざしを注いで、今の現象をよく見て、これとみことばとの対話を通してよりよい世界に向かっていきます。是非、この道の途中で、私たちの友となってください。

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