カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

死者の日

いつ:
2024年11月2日 全日
2024-11-02T00:00:00+09:00
2024-11-03T00:00:00+09:00

かつて「万霊節」とも呼ばれたこの日は、亡くなったすべての信者を記念する日です。祭日や祝日ではありませんが、「典礼日の優先順位表」では、一般暦に記載されている主の祭日や聖母と聖人の祭日と同等に扱われているため、年間主日と重なる場合は主日に優先して祝われます。
2世紀以降、キリスト者はミサの中で死者のために祈るようになりました。とくに、埋葬から3日目や年ごとの命日がそのために選ばれ、さらに埋葬から7日目、30日目、40日目なども加えられました。やがて7世紀以降、亡くなったすべての信者のためにミサをささげることが各地で行われ、死者のための聖務日課も作られました。
11月2日の「死者の日」は、998年にクリュニーの修道院長オディロ(994年~1048年)が、自らの管轄する修道院で11月2日にすべての死者の記念を行うよう定めたことに由来しています。この実践はその後、フランス、英国、ドイツに伝えられ、やがて西方教会全体で広く行われました。
15世紀末には、バレンシア(スペイン)のドミニコ会で、死者の日に司祭は三回のミサをささげる習慣が始まりました。そして、教皇ベネディクト14世(在位1740年~1758年)は、1748年にスペイン、ポルトガル、ラテン・アメリカの司祭にもこの特権を広げ、さらに教皇ベネディクト15世(在位1914年~1922年)は1915年に使徒憲章を発表し、対象をすべての司祭に広げました。現在の規定では、すべての司祭は死者の日に三回のミサを司式あるいは共同司式することができるとされています(「ローマ・ミサ典礼書の総則(暫定版)」204d参照)。
なお、ミサの聖書朗読は、死者のためのミサの朗読箇所から選びます。
 
ーカトリック中央協議会より(https://www.cbcj.catholic.jp/catholic/tenrei/nenkan8to34/)

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