2002年、米国のボストンで聖職者による子どもへの性虐待事件が報道され、世界各地で同様の事件が明るみに出ることになりました。
教皇フランシスコは、教皇庁に新しく「児童を守るための委員会」を設立し、教皇自らがこの問題に真剣に取り組む姿勢を示されると同時に、全世界の教会がこの問題に真摯に向き合うように促しておられます。そして全世界の司教協議会に対して、子どもに対する教会のメンバーの責任について明確に意識できるように、神により頼む日として、「性虐待被害者のための祈りと償いの日」を設定するよう指示されました。
日本の司教団は、2016年12月14日にメッセージを発表し、その中で日本における「性虐待被害者のための祈りと償いの日」を、四旬節・第二金曜日とすることを公表しております。
2020年にあっては、来る3月13日(金)がこの「性虐待被害者のための祈りと償いの日」にあたります。
無関心や隠蔽も含め、教会の罪を認めるとともに、被害を受けられた方々に心からお詫び申し上げます。同じようなことが繰り返されないように、信仰における決意を新たにしたいと思います。
【関連ページ】
日本カトリック司教団メッセージ 「性虐待被害者のための祈りと償いの日」の設定にあたって
https://www.cbcj.catholic.jp/2016/12/14/11033/
東京教区:2020年「性虐待被害者のための祈りと償いの日」について
https://tokyo.catholic.jp/info/diocese/36678/
聖職者による性虐待についての東京教区の取り組みと決意について
https://tokyo.catholic.jp/info/diocese/36672/
東京教区:教会の中の性的被害に対応
https://tokyo.catholic.jp/archdiocese/organization/35779/
東京2019性虐待償いの日
https://tokyo.catholic.jp/info/diocese/35499/