カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

三位一体の主日(C)

いつ:
2025年6月15日 @ 9:00 AM – 10:00 AM
2025-06-15T09:00:00+09:00
2025-06-15T10:00:00+09:00

4世紀から5世紀にかけて、教会内には、御子は御父によって造られた存在であり、御父と同一本質ではないということを主張したアレイオス(256年ごろ~336年)の異端に代表される、キリスト論や三位一体論に関する論争が起こりました。このような論争の影響を受けて、スペインやガリアの教会では、三位一体への信仰を表明する信心や説教が盛んになり、7~8世紀には三位一体のためのミサの祈願も作られました。現在のカトリック教会で三位一体の主日のミサで用いる叙唱は、8世紀半ばの秘跡書(サクラメンタリウム)に由来しています。さらに、9世紀ごろには三位一体のための信心ミサも作られ、11世紀ごろのフランクやガリアのベネディクト会修道院では、聖霊降臨の主日の次の主日に三位一体を祝っていたようです。
教会としては、毎日のミサで三位一体を記念し三位の神を賛美しているということから特別な祝日を設けることには慎重でしたが、教皇ヨハネ22世(在位1316年~1334年)が1334年に全教会で祝うことを決定し、教皇ピオ5世(在位1566年~1572年)による『ローマ・ミサ典礼書』(1570年)にも導入されて定着し、現在に至っています。

 

[C年]
第1朗読 箴言8・22-31 大地に先立って、知恵は生み出されていた
第2朗読 ローマ5・1-5 聖霊によって注がれた愛のうちに、キリストを通して神へ
福音朗読 ヨハネ16・12-15 父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。聖霊はわたしのものを受けて、あなたがたに告げる

 

 

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