この日の福音は、ルカによる福音書から「終末の徴」が朗読されます。世の終わり、終末には何が起こるのか。誰しも不安になることでしょう。第一朗読「マラキの預言」も裁きの日である「主の日」の到来を告げています。ミサの中では朗読されませんが、聖書を良く読んでみてください。旧約聖書最後の書である「マラキ書」は、次のように結ばれています。『見よ、わたしは大いなる恐るべき主の日が来る前に預言者エリヤをあなたたちに遣わす。彼は父の心を子に、子の心を父に向けさせる。わたしが来て、破滅をもってこの地を撃つことがないように。』(マラキ 3:23,24)父なる神の思いはどこにあるのか、この日のミサを通して、深く考えてみましょう。