カトリック北仙台教会

お知らせ

カトリック北仙台教会の催し物や信徒の皆様へのお知らせです。

四旬節第5主日(公開ミサ中止)

いつ:
2021年3月21日 全日
2021-03-21T00:00:00+09:00
2021-03-22T00:00:00+09:00

新型コロナウィルス感染症対策のため、公開ミサは中止となりました。大変残念なことですが、四旬節第5主日に朗読される聖書の箇所は次の通りです。第1朗読『エレミヤ書』(31:31~34)、第2朗読『ヘブライ人への手紙』(5:7~9)、福音朗読『ヨハネによる福音』(12:20~33)。「多くの苦しみによって従順を学ばれたキリスト」(ヘブライ5:8)は、「わたしに仕えようとする者は、わたしに従え」(ヨハネ12:26)、そうわたしたちに呼びかけておられます。必ずしも逆らっていなくても、聞いても素直に従おうとしなければ不従順になります。日々聖書に書かれた「みことば」を聞くわたしたち、果たして神の呼びかけである「みことば」に従って生きているでしょうか。「私の律法を彼らの胸に授け、彼らの心にそれを記す」(エレミヤ31:33)と、キリストによる新しい契約を神はエレミヤを通して約束されました。わたしたちの心に何が書き記されているのか、しっかりと振り返る必要があります。様々な苦しみや困難、試練の中にいるわたしたち。かつてイエスもまたこれら苦しみの中にあったのです。でも、イエスとわたしたちの大きな違いを挙げるとすれば、つい自分に頼ってしまうわたしたちの姿と、神に絶対的信頼を置くイエスの姿の違いではないでしょうか。「人には変える力がない、でも神にはできる(神にはできないことはない)。」これは、偉大な旧約聖書の研究者の言葉です。新型コロナウィルスのために、ともに集まりミサをささげられない、この苦しみの時にこそ、困難や苦しみを神にささげ、イエスのように従順を学んで参りましょう。苦しみはわたしたちをキリストと結びつけます。十字架の苦しみによって、わたしたちは一つになることができるのです。

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